職務経歴書の書き方、生かし方

自分の過去の仕事振りをどう説明するか–これは転職に当って実に重要なことです。あなたが受ける会社の人事マンは、それを知りたがっています。つまり、一個人の「今後の働き方」を見るためには、その相手が社会人なら過去を見れば一応は分るわけですから。

「で、どうでした?前の会社では? ちゃんと働きましたか!?」と、そう聞きたいわけです。

しかし、日本人の場合は、”遠慮民族”です。面接試験でこう質問されても、「まあまあでした 」という漠然たる答えしか返って来ないのです。

そこで会社としては、最も知りたいその人の過去について、× ×リサーチを使って調べたりすることもあるわけです。

しかし、もしここに正確かつ客観的に書かれた「職務経歴書」があれば、それで大体、その人の過去が分ります。口ではなかなか表現しにくい実績も文章でならサラサラと書けるわけです。

ですから、今後はアメリカ並みに、職務経歴書が流行するでしょうね。あなたとしては、相手企業から求められるか否かに拘わらず、一応は提出書類の中にこれを入れておくといいでしょう。

そんな観点から,ここではひとつ、「職務経歴書の書き方」を知って頂くことにしましょう。

詳しくは、こちらの職務経歴書の書き方・フォーマットを見ていただくとしてここではポイントだけお話しします。

別に難しく考えないでいいんです。入社以来、自分の担当してきた業務の内容を事細かく書く

  • その担当した業務において、よい実績があればそれを書く
  • この際、できたらそれを実証するもの、例えば社内報なり表彰状があればそれも付けておく。コピーでもかまわない
  • 何人かのチームでやり上げたプロジェクトの成果についても触れておく
  • その他、会社の提案制度や小集団活動で少しでも実績があればそれも忘れずに書く

ということでよいわけです。まだ、職務経歴書を出す人自体が少ないわけですから、書式にこだわらなくてもよいと思います。

しかし、問題は「入社以来、仕事が全くうまく行かなかった-それ故に転社したい 」という場合です。かつての私もそうでしたね。つまり20代いっぱい、私は社業に1点の寄与をもしたことがないわけで、このような場合は何も誇るに足ることがありません。職務経歴書を書きたくても書けないわけです。

もし、あなたがそのような一人ならどうしたらいいのでしょうか?

私はそれでも書くべきだと考えます。なぜなら、どのようにダメ社員であった人でも担当職種はあったはずですし、第一、「職務経歴書の存在を知っていた……」ことだけでも、タダ者
でない印象を与えられますから。

極端な発想ですが「経理マンとして在籍六年。失敗も繰返しましたが、最後には決算まで一人でできる迄になりました。しかし、私の自慢は、この六年間、病欠が一日もないことです。日々に実施される会計業務遂行のためには、休まぬことが大事なのだと自分で考え、健康保持に注意をして参りました……」ぐらいの表現でもよいわけです。

一年でも二年でも会社にいれば、「書くことナシ」ということはないはずです。

本多信一「かしこい転職、上手な離職 – 転職探し87のポイント」からの抜粋

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